かなり昔の話です。
「スピリチュアル」という言葉を知らなかった当時の私はもちろん「ツインレイ」という概念も分からず、普通に(?)いや、むしろかなりぶっ飛んだ恋愛を繰り返しておりました。
しかし、そろそろ付き合うなら結婚を意識したいと思い始めてからは比較的普通の相手と付き合うようにしました。
同じ会社の同僚で・・・というか、彼のことが気になったので、一つのプロジェクトの手伝いだけのつもりで関わった会社に、そのまま居ついてしまう結果になったのです(汗)
最初は同じ趣味やゲームなどで遊ぶような関係から次第に付き合うようになり、会社には内緒にしたままですが、比較的スムーズな交際を続けていきました。
マンガやゲーム、読書の趣味も合い、スノーボードやバイクでのツーリングなどアクティブな趣味も合ってとても順調に付き合いを続けていたと思います。
しかし、恋愛とは不思議なもので、最初の数年はうまくいくのですが何年もたつとどんなに楽しい関係でもマンネリ化してきます。
私自身が結婚を意識したいという思いもあって付き合い始めたのにも関わらず、その関係はいつまでたっても変わらず、楽しいのはいいのですが半同棲生活も7年8年とたってくるといい加減にうんざりしてきたのです。
プライベートでは気の合う友達のように遊ぶことはできても、仕事上では衝突が増えました。
この人は私のことをどう思っているのだろう? 単なる気の合う友達にしかすぎず、結婚して一生を共に過ごす価値がないと思っているのなら、残念ながら私はもうこれ以上彼に付き合い続けることはできない・・・そう思うようになりました。
結婚適齢期を過ぎた妙齢の女性にとって8年という交際期間は長すぎます。
出産を考えるのならすでにぎりぎりの時期でした。
さんざん悩んだ末、私は彼に決断を迫りました。
もちろん、葛藤はありました。
そのことで仲の良い遊び友達すら失ってしまうかもしれない、とか、
もういい加減いい年になってきたし彼と別れたとして、別の男性が現れる可能性も少ない。とか。
彼と別れたとして、今の仕事はどうするのか?
同じ会社で働いているということのリスクも痛感しました。
それでも、このまま決断をしなければきっとこのままずるずると、それこそ一生、この曖昧な関係を続けていくのだろうな・・・ということが想像できました。
正直それでもいいのかもしれない、そういう関係も世間にはよくあります。
でも、私自身は既に疲れ切っていました。
むしろ、この関係をはっきりとさせて真綿で首を絞められているような状態から脱出したいと、心から望んだのです。
私はある日彼に決断を迫りました。
「結婚をするか、それとも別れるかどちらかを選んでほしい」と。
彼は言いました。
「別れたくは・・・ない」
「じゃあ、結婚するの?」
そう詰め寄る私に、彼はしばらく黙っていましたが。
「・・・結婚・・・する」
とようやく言いました。
私は、そうかなのか・・・と思いました。それならそれで・・・そう思った瞬間彼は口を切りました。
そして怒涛のようにしゃべりだしました。
「その替わり、条件がある。まず第一に・・・」
私は彼を見つめました。
そしてわかりました。
その条件とは、つまり、常日頃私に抱いていた不満そのもので、きっといつか言ってやろうとため込んでいたのでしょう。
そうでなければこれほどしゃべれるものではありません。
そして思ったのです。これほどの不満をため込んできたのに別れるという決断をしないなんて、あり得ない。
これはただ単に今現在手に入れているものを手放したくないというだけの子供の執着。
いや、むしろ忖度してる?
彼には自分と相手の人生に責任を持つという、そういう視点がない。結婚するに値しない、子供の男性だったのだということがようやくわかったのです。
なんて無駄な8年間だったのだろう。単なる遊び友達を一生付き合う相手だと勘違いして人生を無駄にしてしまった。
私は、もう彼の話を聞いていませんでした。
私の中で彼は完全に過去の人になったのです。
それからの私は猛然と仕事に打ち込みました。
すっかりもやもやが去って気分もさっぱりしたし、少し大きなイベントに駆けずり回ることになって正直それどころじゃない状態になりました。そんなある日のことです。
イベントの真っ最中の現場に私は新人を伴って現場の説明をしていました。
そしたらその向こうから会社の同僚がこれまた別の新人を伴って歩いてきたのです。
しかし、その新人というのが・・・なんというか、今まで見たこともないような人間でした。
何しろ光っているのです。
全身から金ぴかのオーラが出ているのです。
私は何しろびっくりしました。そりゃそうですよね? 全身が光っている人なんて見たことありますか?
びっくりして同僚に尋ねました。
「その人誰?」
「なんだよ、この前入社した○○じゃん。っていうか人手が足りないからって連れて来いって言ったのはそっちじゃないか」
・・・ああ、そうか。
そう言えば・・・よく見れば確かに見たことのある顔でした。・・・でもこの人光ってたっけ?
とりあえずその場は分かれましたが、私は不思議でたまりませんでした。
目の錯覚なのか、仕事のし過ぎで頭がおかしくなったのか?
結局その後、何回も彼とは鉢合わせするようになりました。
しかしやっぱり何度見ても光っているのです。
どう考えても光っている理由が分らなかったので、そしてどうやら光って見えているのは私だけだということが分ったのでこんな珍しい人は見たことないから、絶対に友達になろうと決心しました。
・・・それが今の夫です。
私たちはあっという間に仲良くなり、そしてあっという間に結婚しました。
・・・付き合うようになってからは流石に光らなくなりましたが(笑)
今では「ツインレイ」や「ツインソウル」という言葉も大分メジャーになってきて(?)ああきっとこれが「ツインレイ」ってやつだったんだな・・・ということは分かりますがその当時は分かりませんでした。
旦那が光ってた話をすると、ヒーラーの友人に大笑いされたこともありますが、実際にそういう人は私だけではありませんでした。
たまたまTVをつけたら桂三枝の「新婚さんいらっしゃい」がやっていて(普通はそんな時間に家にいてTVをつけるなんてことはありえません)
その中で奥さんが「だってこの人初めて会った時に光ってたんだよ」って発言して笑いを取っていました。
三枝は「そんなことあるかいな」って大爆笑していましたが、その奥さんは旦那さんが外国人で国に帰ってしまったのを追いかけて行って結婚したそうです。
「光ってる人間にあったのは初めてだったからこりゃ結婚しなきゃいけない」と確信したそうです。
他にも別のヒーラーの友人で、本人ではなくて旦那さんがその人に熱烈にアプローチをして結婚したそうですが、その理由はやはり出会った時に奥さんが光っていたからと言われたそうです。
実際に光っているのが見えればこれほどわかりやすいことはないのでしょうが、私が既に今の旦那に会っていたのに光っていることに気が付かなかったのは、前の彼とのことでストレスと不満が溜まっていて目が曇っていたからでしょう。
彼との関係をすっきりさせたことで目の曇りが取れて、光っているという形で「ツインレイ」に気付けたのです。
どういう形かはわかりませんが「ツインレイ」や「ツインソウル」は必ずいると思います。
しかしほとんどの人がストレスにまみれていて真実に気が付かないのです。
ストレスから解放されて、自分自身の感覚を深堀していけば、光って見えなくても何となく強いオーラを感じたり、他の人とは違う抵抗できないような魅力を感じたりするような人がいることに気が付くと思います。
「ツインレイ」や「ツインソウル」と出会うことが全てとは言いませんが、やはり特別です。
そして現代という時代の変わり目、世界が混沌として、人間が一人で生きていくことが辛くなっているこの時代に、「ツインレイ」「ツインソウル」のような確固たる魂の結びつきを感じる人と出会うことは、どれ程大きな意味を持つでしょう。
人々が分断されていく世界で、本当の恋愛に出会うことの重要性をもっと知って、そして本当の意味で「供に生きていく」相手を見つけて欲しいと、心からそう願っています。
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